境界悪性腫瘍で腹腔鏡手術をした。まきゆなです。
心を落ち着かせる薬を飲んだら手術前でも落ち着くのかな。
前回の卵巣嚢腫から約3か月。境界悪性腫瘍でまた手術しました。
入院からメンタルがズタボロで今回は精神科のサポートあり手術になっています。
薬を飲むかどうするか、前回あっての2回目の手術の違いもありましたよ。
この記事では、
- 1回目と2回目の手術前の違いってあるの?
- 排便って出来なかったらどうなるの?
- 心が落ち着く薬を手術前に飲んだらどんな感じになるのか知りたい
という人のために前回と今回の手術前の違いについてご紹介します。
前回は初めての手術で、排便は出来ないし落ち着かないで大変でした。
落ち着かないのは今回も同じでしたが初めて薬を飲んでみましたよ。
- 水分制限前に起床。ストレッチしたら排便に兆しが・・・
- 独特の胸騒ぎや震え。心を落ち着かせる薬を飲むか迷う
- 迫る手術時間。手術着に着替えたりと準備しよう
- 卵巣と卵管取ってくるぞ。いざ手術室へ
- まとめ 経験を生かして活用を!初めての事は相談を
水分制限前に起床。ストレッチしたら排便に兆しが・・・
6時に水分制限が始まるので5時半少し前に起きました。
ちなみに手術は9時からです。
前回よりは眠剤のおかげで少しだけ寝れた気がします。
緊張で体はだる重でしたが・・・😅
トイレと歯磨きを素早く終わらしてお水をたくさん飲みました。
もちろん排便のためにです。
あとは手術まで3時間もあるので飲めなくなるっていうプレッシャーもあったり💦
まだ誰も起きてなくて病棟内はすっごく静かでした。
前回の手術で排便がなかなか出来なくて手術室に行くギリギリまでもがいてました😭
それがすっごくしんどくて落ち着けなかったんです。
だから今回は排便のために早めにストレッチをしようと思っていました。
前回、排便できなくてオロオロしてた時の様子です。
前回の経験で排便できなくても大丈夫。心軽くしてストレッチ
6時になると看護師さんが各病室の電気とカーテンを開けにきます。
7時には朝食が始まり各部屋にご飯が運ばれていきます。
でも私は手術前なので当然ありません。
その頃私は病室で軽くストレッチや運動をしてました。
目的は何度も言いますが排便のため!
大部屋に1人なので誰の目もきにせず、腰をまわしたり足ふみをして腸を動かしてました。
前ほど早く出ろー!😖って気持ちは無くて。
なぜなら前回の手術前に排便して無いんです。
それでも前日に排便をしてたから先生からOKが出たんですよ。
だから今回も最悪で無くても大丈夫って思いながらストレッチなどをしてました😀
そう思うだけでも前回より排便に対しての余裕が出てきます。
出さなきゃー!って思うとやっぱり出ないじゃないですか。
これで大丈夫なのか?手術前の排便
そうこうしてると少し予兆が出てきたような。
あれ。もしかして🙄
そう思ってトイレに行ったんです。
コロン。
汚い話で申し訳ないんですけど鹿のフンくらいの1つ2つ。
え?これだけ?これって排便したに入るのかな?🤔
でももう出る気配は無いし・・・。
仕方なくトイレから出ました。
いいのかな?って考えながら病室に戻ったんです💦
出たことに違いは無いし。
良しとしようと自分で結論を出しました。
独特の胸騒ぎや震え。心を落ち着かせる薬を飲むか迷う
実はストレッチをしながら胸騒ぎみたいな心の震えを紛らわしてました。
言葉で説明するのが難しいんですけど。
入院前から精神的にMAX状態になるとこんな状態になってました。
- 声が震える
- 少し手が震える
- じっとすることが出来ない。落ち着かない。
- ソワソワしてして心臓が出そうな感覚がする
- 胸のあたりが気持ち悪くて吐きそうな感覚
この状態が目が覚めてから少しずつ出始めてたんです😥
私はこれが初めてではないのでやっぱり出てきたか。
手術前でこれだけ緊張してるから仕方ないけど。
そう思ったりもしてました。
でも明らかに前回の手術の緊張状態とは違っていたんです。
気持ちが強くなるともう怖い、落ち着かないって気持ちに支配されます。
気持ちの落ち着く薬もらおうかな😥
でも飲んだことのない薬だったし。
飲んだらどうなるかわからん状態になるのも怖いしな😫
どうしようどうしよう。
自分では判断できず看護師さんに相談
携帯を触ったりして何とか気を紛らわしてました。
そん時に看護師さんが朝の巡回に来たんです。
「おはようございます。」
いてもたってもいられなくて、看護師さんに相談しました。
「心が落ち着く薬飲もうかどうか悩んでるんです😖
でも時間も過ぎちゃったしどうしたらいいか・・・。」
心を落ち着かせる薬は7時までだったら飲んでも大丈夫だったんです。
でも排便に夢中になって、時間はすでに7時過ぎてて・・・。
「今から飲んでも大丈夫か確認してきましょうか?」
「いいですか?😨」
震えた声で言うと看護師さんが、
「わかりました。じゃちょっと待っててくださいね。」
看護師さんが病室から去っていきました。
待ってる間、薬が飲めたとして飲むかでどうかで悩みました。
どうしよう・・・。薬飲んでOKだったとしても初めて飲むし。
初めての薬を手術前に飲んで大丈夫かな😰
こんな考えがずっと頭をグルグルしてました。
看護師さんが帰ってきて、
「確認とれましたよ。8時までなら飲んでも大丈夫です。飲まれますか?」
「ありがとうございます。えっと、どうしょうかな😥
初めて飲む薬だからちょっと迷ってて。でも今落ち着かないし・・・。」
「8時まであと少し時間あるから考えます?」
「いいですか?それじゃそれでお願いします😰」
「わかりました。必要な時はまた声かけてください😀」
やっぱり悩む。でも看護師さんとお話して飲む決心がついたよ
薬を飲むOKは出た。
でもどうしよう・・・。
初めての薬。どうなるかわからんし。
でも今の状態は気持ち悪い・・・😰
どうしたらいいんやろ。
じっとしていられなくて病棟内を散歩することにしました。
心よ落ち着けという気持ちとどうしようっていう気持ちが頭をグルグル回ってる💫
病棟を何周も歩いてると前回の入院での顔見知りの看護師さんがまた1人いました。
「まきゆなさん。排便できました?😃」
「一応。鹿のフンくらいなんですけど💦」
「出たなら大丈夫ですよ。」
「さっきから心落ち着く薬飲むか迷ってて😔じっとしていられなくて・・・😖」
「それやったら飲んだ方が良いんちゃうかな。」
「でも初めて飲む薬やし。不安で。」
「不安な気持ちもわかるけど、今の状態で手術行くのも不安じゃない?」
「不安です・・・😔」
「それやったらお薬飲んで少しでも落ち着ける方が良いかもよ。」
「・・・確かに。・・・薬飲もうかな。」
「飲むます?」
「はい。飲みます。」
「じゃ病室にお薬持って行きますね😄」
「はい。あ!でも水分制限の時間過ぎちゃってます。」
「薬飲む時間を確認した時に確認してるんで大丈夫ですよ。
いっぱいは飲めないですけど。」
「あ、そっか。ありがとうございます。」
病室に戻って紙コップに少しだけお水を入れました。
夜勤担当の看護師さんが薬を持ってきてくれて、
「お薬飲むことにされたんですね😀」
「はい。少しでも落ち着こうかと・・・。まだちょっと不安ですけど💦」
「いいご判断やと思いますよ😄」
笑顔で言ってくれて薬を渡してくれました。
看護師さんの目の前でゴクンと飲んで。
「もう少ししたら手術着持ってきますね。」
「はい。わかりました。」
看護師さんが去ってからベットで横になりました。
早く薬効いてこーい。早くきけー。
ずっと心臓がバクバクして落ち着かなかったですけど深呼吸をしたりしました。
迫る手術時間。手術着に着替えたりと準備しよう
時間は8時。
夜勤担当の看護師さんが手術着を持ってきました。
「手術着持ってきましたよ。
これに着替えて頂いて下着は使い捨てパンツを履いてくださいね。
あと着圧タイツは病室に戻ってから使いますのでテレビ台に置いといてください。」
「わかりました。すでにタイツはスタンバイ済です。」
「ありがとうございます。」
「手術室には8時45分に行きますのでその時は髪も一つに結んどいてくださいね。」
「はい。わかりました。」
時間的に少し早い気もしたんですが着替えることに。
ベットの身のまわりも整えることにしました。
手術が終わってから使うコップとストローをテレビ台に置いて。
着替えが出来るようになった時の着替えセットはカバンの一番上に置いて。
冷蔵庫のスイッチもON!
ずっと冷蔵庫を使うのはもったいなかったので必要な時に使っていました。
1回スイッチを入れると24時間稼働します。
前回なにも用意してなくて後悔したので今回は準備万端!
前回失敗談はこちらをご覧ください。
卵巣と卵管取ってくるぞ。いざ手術室へ
8時半になると病棟全体が騒がしくなってきました。
看護師さんの交代だったり申し送りをしたりしています。
昨日の日中担当だった看護師さんが病室にやってきました。
「おはようございます。今日も担当です。
ご気分どうですか?お薬飲んだってお聞きしたんですけど。」
「MAXで落ち着かなかった時よりはマジです。でもやっぱりまだ少し震えが😨」
「そうですよね。もう少しですから。
45分になったら一緒に病室でますので貴重品入れに鍵かけといてくださいね。」
手術が近づいてくる。あとちょっとや。
がんばれ私。もうちょっと😥
泣きながら自分を奮い立たせてました。
45分になり看護師さんが迎えに来てくれました。
「まきゆなさん。行きましょうか。」
貴重品の鍵を看護師さんに渡し、身のまわりなどの最終チェック。
「よし。行きましょう。」
看護師さんと一緒に手術室に向かいました。
向かう途中に他の看護師さん達から声援をもらったりしました。
ドキドキ緊張して返事が返せなかったけど、心の中でうれしかったです。
手術室前でも覚悟が決まらなかった境界悪性腫瘍手術
エレベーターに乗って手術室の階に到着。
看護師さんが手術室の受付で私の名前を伝えると手術室の扉が開きました。
目に入ってきたのはズラーっと手術室が並ぶ廊下。
とうとうきた!怖い😫😫😫
指定の手術室前に着くと担当看護師さんと手術室の看護師さんがやり取りをしてて。
怖くてずっと泣くのを我慢してました。
体はずっと小刻みに震えてて・・・。
それを感じた手術室の看護師さんが、
「怖いよね・・・😔」
「はい・・・。6月にも手術してて。ここまで来たのにまだ不安で怖くて😢😢😢」
「怖いよ。誰だって怖いよ。」
そう言って肩をさすってくれました。
手術室まで来ても怖いって思っててもいいんや。
涙流してもいいんやって励まされながら思いました。
泣くことが我慢できなくてボロボロと頬に涙が伝っていきました😭
点滴の針がなかなか刺せずに激痛!全身麻酔では数を数えましょう
手術室のドアが開くとテキパキと看護師さんが動きます。
「ではこちらを頭に寝てください。」
言われるがまま手術台に横になりました。
「体温計りますね。」
「血圧測らせてもらいますよ。」
手術台のライトを見ながらここまで来た!
もうちょっとだって思いながら看護師さん達に身をゆだねてました。
「今から手の甲に針を入れて点滴していきます。」
男性の声が聞こえました。麻酔科の方かな?ずいぶん若い印象を受けました。
「はい。」
手の甲に針が刺さると痛くて痛くて😣
失敗したみたいでまた刺されたんです。
採血とは違って本当に痛いんですよ。我慢してても体が動くくらい痛くて💦
私の体が動かないように看護師さんが軽く押さえてました。
看護師さんが私の手を握りながら、
「痛いのにごめんなさいね。もうちょっとだからね。」
「はい。あの・・すみません。手を握ってもいいですか?😥」
「いいですよ😄」
点滴に耐えるために看護師さんの手を握り返しました。
でも全然点滴の針が入らなくて・・・。
この時ですでに3回目・・・。
ベットの頭に焚ていた麻酔科の先生がしびれを切らしたのか、
「もういい。先に眠らせるから。別の所でしよう。」
と聞こえてきました。
点滴が入らなかったショックと麻酔科先生の怒ったような声にビクビク😱
「すみません。点滴後からしますので。ゆっくり呼吸してください。」
透明な酸素マスク的なものを鼻と口に被せました。
「ゆっくーり呼吸してくださいね。そのうち眠たくなりますからね。」
スゥー。ハァー。スゥー。ハァー。
あれ?前は麻酔科の先生が数を数えてくれたんですが今回は無い!
え!?これいつ眠くなるの?
数数えてくれないの?😳体の力が抜けてきたからそろそろか。
くる!ボーとしてきた!来る!!
今回の手術室は前回の流れるような作業では無かったですね💦
私がものすごくビビっていたのもあると思うんですが。
まあ麻酔科の先生の怒ってる感じが怖かったです。
怒るなら手術終わってからにして欲しかったよ🙏
まとめ 経験を生かして活用を!初めての事は相談を
- 前回の経験で排便できなくても大丈夫と少し気楽でいれたことは大きい
- 病院から出された心落ちる薬は効いたけど飲むまでにだいぶ迷った
- 手術室の看護師さんもすごく寄り添ってくれる
- 全身麻酔の際は深呼吸しながら頭の中で数を数えるとすーっと寝れる
排便は思ってた以上にすんなりと出来て安心しました。少量でも出たら大丈夫。
心が落ち着く薬は効き目の方がよくわからないですね。
落ち着いた気もするしでもずっと泣いてたしで。
でも結果的に飲んで良かったかなと思ってます。